ご近所さんといっても、いろいろな人生経験を持った人の集まりですから、考え方、感じ方もさまざまです。趣味も食べものの好みもいろいろ…といえます。ご自身が当たり前…と考えているコトは、親しい方だったとしても「普通」のこととは限りません。
認知症状を感じている人の「普通」は、ご自身の「普通」と異なるかも知れませんが、その人の「普通」です。その「普通」を否定しないようにします。否定することは、その人らしさ=尊厳を無視することにつながりそうです。
お集まりのみなさんの「普通」は、それぞれの普通であり、状況を享有するための重要な情報になります。
お集まりの中で、いつもとちがうコトを感じたら、直接「どうしたの」のようにぶつけないでください。変化はご本人が感じていることもありそうですから…。そして、そのことをうわさ話にしないでください。認知症状を感じている人は、敏感になっていて、より不安を感じてしまう可能性があるからです。
もし、変化を感じるようなことがあったら、視援を心がけてみてください。必要を感じたら、どのようにサポートしたたらよいかを考えて、「さり気なく」サポートの行動をしてください。気になっているのはご本人であることを、いつも心しておいてください。