条件にもよりますが、できれば、視援は複数であることが望しいと考えます。多くの場合、プロでない人たちがサポートとすることになるので、文殊の知恵でゆっくりと、より安全に、不安を小さくする方法を話し合って進めることが安定性を高めることにつながりそうです。
簡単なことではありませんが、できないことではありません。笑顔であること、目線を同じ高さにすること、正面から顔を見ること、優しい声で優しい言葉を使うこと…で、不安を小さくすることができそうです。
怒っている人に対しては、近づかないほうがいい…そうです。怒りがおさまらないと話ができないばかりでなく、危険なこともある…と専門家は言っています。
視援は、どうしても個人差が出てしまいそうです。認知症状を感じている人にとっては、視援の凸凹は不安につながる可能性があります。できれば、お集まりのときに、どのようにしたらよいかのお話し合いをしていただくければいいかもしれません。大切なことは、情報を共有すること、もっと大切なことは、うわさ話にしないこと…です。正しい情報にならないばかりでなく、ご本人をキズつけることになったり、より大きな不安をつくり出すことになったりします。くれぐれもうわさ話にしないことを心がけましょう。