4〇5〇プランでは「支援の前に視援」という考え方を提案しています。支援=サポートは、受け手から考えると「してもらう」という立ち位置になり、自然と上下の感じかできてしまいます。認知症状を感じている人は、より感覚が鋭くなることが予想されますので、まず「視援」=優しい目線で安全を確認するというサポートを提案しています。

認知症状を感じている人は、確かさを確認するために、感覚が鋭くなっている可能性がありそうです。個人によって、環境によって、状況によって、感じ方は変化するそうです。午前と午後は違ったり、その日によっても調子が異なるそうです。認知症状を感じている人をサポートするためには、どのような不安が起こるのか、その人の尊厳=その人らしさに対して、どのような配慮が必要かを知ることが大切な気がしています。

不安そうだから声をかける…というよりは、まず、安全であることを確認し、どのようにしたら不安を小さくできそうかを考えてみることが大切です。

条件にもよりますが、できれば、視援は複数であることが望しいと考えます。多くの場合、プロでない人たちがサポートとすることになるので、文殊の知恵でゆっくりと、より安全に、不安を小さくする方法を話し合って進めることが安定性を高めることにつながりそうです。

簡単なことではありませんが、できないことではありません。笑顔であること、目線を同じ高さにすること、正面から顔を見ること、優しい声で優しい言葉を使うこと…で、不安を小さくすることができそうです。

怒っている人に対しては、近づかないほうがいい…そうです。怒りがおさまらないと話ができないばかりでなく、危険なこともある…と専門家は言っています。

視援は、どうしても個人差が出てしまいそうです。認知症状を感じている人にとっては、視援の凸凹は不安につながる可能性があります。できれば、お集まりのときに、どのようにしたらよいかのお話し合いをしていただくければいいかもしれません。大切なことは、情報を共有すること、もっと大切なことは、うわさ話にしないこと…です。正しい情報にならないばかりでなく、ご本人をキズつけることになったり、より大きな不安をつくり出すことになったりします。くれぐれもうわさ話にしないことを心がけましょう。

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