長谷川式の長谷川先生が亡くなられました。長谷川先生の本の中で、「確かさが失われる…」という言葉があります。

この言葉は、多分、認知症状を感じておられた先生の実感でしょうし、実感のない人たちが「感覚的に推測できる言葉」ではないかと考えています。

この「確かさ」を実感していくことが認知症状の先送りに役立つのではないでしょうか。

4〇5〇プランは、認知症施策推進大綱の考え方を実現するために考えたプランです。プランは、大きく3つの要素から成り立っています。もっとも重要なのは、1番目の「ご本人の笑顔」です。この笑顔のためには、ご本人の気持・気分が重要になります。笑顔のための小さな努力が重要なポイントになります。2番目は、周囲の人たちの「さり気ない視援」です。3番目は、ご近所で支え合う「互助のココロの互援」です。

これらを立体的に組み合わせることで、認知症状を感じることを先送りし、

感じたとしても笑顔の毎日を作り出そうと考えています。簡単ではありませ

んが、トライしてみることが何よりも大切なことだと考えています。

4〇5〇プランは、認知症状の可能性が高い高齢者に①関心を持っていただくこと ②認知症についての病識を持っていただくこと ③認知症状を感じないように心がけていただくこと…の3点をご近所さんのお集まりの中で共有していただくことを期待しています。

お集まりいただく人は「ご近所の…できれば顔見知り」です。認知症状を感じたとしても、顔見知りであれば、不安が小さくて済むと考えています。また、サポートを受けるときも安心できる可能性が高く安全も期待できるからです。

認知症状を感じるのは、ご本人です。ご本人が認知症状による不安を小さくすることが、一番ではないかと思います。そのための周囲のサポートも大切ですが、何よりもご本人の笑顔が基本になりそうです。そのための4つのエクササイズのようなことが4〇5〇プラン①番目です。

無理はいけませんが、トライすることは重要だと思います。できれば、面白がって、楽しんで、笑顔を共有して…楽しみ方のメニューは、いくつかあります。ここをクリックしてみてください。見本のようなものをご案内させていただきます。

認知症状を感じている人は「不安」を感じやすい状況にあるようです。不安を感じていることを「知られないように」することが多いようです。

そのような状況にある人に「どうしたの」「大丈夫」…という問いは、決して心地よいものではないと思います。困っているようだから…とかってに決めるのではなく、支援の前に「視援」を気にしてみてください。

《支援の前に視援、視援の後に支援》です。

認知症状を感じている人にとって、いつもの顔は「安心」の大きな材料になりそうです。ご家族やごくごく親しいお友だち以外でも、見たことがある…とか、いつも挨拶をする人たちは、安心材料になりそうです。ご近所のいつもの顔が安心材料になります。徘徊と言われている行動は、ご本人にとって不安の森に入りこんでしまっている状況ではないでしょうか。GPSで見つけよう…という発想は、効率的ではありそうですが、ご本人にとって知らない人に「発見」されることは、不安を大きくすることにつながりそうです。

ご近所のいつもの顔が、笑顔でさり気なく、やさしく声をかける…が望ましいカタチではないでしょうか。そのためには、ご近所ネットが重要です。

4〇5〇プランは、ご近所ネットづくりも期待しています。

認知症の人の行方不明者が、17565人と発表されました。広域での捜索、地域の連携による早期発見…ということですが、ご本人の《不安》は、どのように考えたら良いのでしょうか。何よりも大切なのは《不安》の最小化ではないでしょうか。そのためには、家から出たらご近所にお知らせする…という現場対応が一番なのではないかと考えます。Smile Picnicについては、ここをクリック

多くの人は、加齢によって病気になる可能性が高くなります。同じように認知症状も、誰もが可能性をもています。「住み慣れた地域で…」ということは、場所だけでなく、そこに住んでいる人も含めて…ということになりそうです。ご近所さんがいて「住み慣れた地域」ということになりそうです。

4〇5〇プランは、ご近所さんの笑顔のお集まりを期待しています。そのお集まりが笑顔でイキイキすることを期待しています。

認知症施策推進大綱の中でも「通いの場の拡大」がうたわれています。その

通いの場を笑顔の場にしたい、個人の尊厳を守り、共有できる場にしたいと考えています。容易ではありませんが…。

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