「認知症状を支援するご近所環境づくり」のためのツールが、SmilePicnic(スマイルピクニック)です。徘徊行動は、ご本人にとっては必要があってのお出掛け。ピクニックではありませんが、小さな散歩、近くへのお出かけ、仕事へのお出かけ…といろいろです。しかし、出かけた後、目的や道が分からなくなり、大きな不安を感じるようになります。ご本人の不安を小さいうちに解決するためには、出かけたときにご近所の人が安心確認をしていただくが一番。遠くに出かけてしまって、知らない人に発見されるより、ご近所の顔見知りにサポートしていただけるようにします。

お互いさま…が認知症状サポートの基本

ご近所ネットの成り立ちには、それぞれの地域の特性が出てくると思いますが、日頃から笑顔のご挨拶があれば、何かのときにお互いさまの感じになるのではないでしょうか。お集まりは、そのことを少し深くしてくれることを期待しています。

高齢者が多くなり、支え合うことが必要になり、認知症状の人が多くなる傾向の中で、笑顔の毎日をより長く続けていくためには、ちょっとした心がけが大きなチカラになります。

また、災害のときなどには、ご近所ネットで顔見知りになることで、避難などもうまくいくことも期待できそうです。